杉山 亮 著
おもちゃ工房、児童書作家
筆者と息子君のやりとり。息子君3歳から10歳までの年1回インタビュー。
ただただ「こども」を理解しようとする筆者の姿勢、こどもの世界観をまっすぐに捉えているところが面白い。
そぼくで、まじめで、やさしいやり取り。
インタビューに対する子どもの「こたえ」。その「こたえ」に応える筆者の、淡々と、ひょうひょうとした絶妙なやりとりや間、空気感が伝わってきます。
3歳の時のインタビューをちょこっとご紹介
筆者「人間やっててどう?いい?」
息子君「うん、いい。でも狸でもよかった。」
筆者「たぬき。」
息子君「うん。」
筆者「じゃあ隆、今の生き方に満足?」
息子君「ん?」
筆者「う~ん。毎日おもしろい?」
息子君「うん。」
筆者「そう、よかった。」