死生観について
9月17日(木)続編
さて先日よりお問合せメールにてやりとりさせていただいていた方が来られました。
チラシをきっかけにHPを見て、セラビィの取組に共感してくださったそうです。
彼女の取組は、死生観や見取り、延命治療について。
私も大切にしたい領域で、共感できました。
介護業界の方々への講義等でよくお話をしていました。
介護現場で働く方々は、まさに病気や死と直面している方々と向き合う、とても尊くて難しいお仕事。
単なる知識としてではなく、他者の心、自分の心と向き合うことが求められます。
私自身も、現場で高齢者の方々の死と向き合う貴重な時間を体験させていただきました。
生きているということは、必ず死を迎える日が自分にもくるし、ご家族にもその日は来ますよね。
「死とは」「死に向かうとは」「生きるとは」このことを他人事ではなく、自分事としてしっかりと「死生観」を持つことは、ご家族やご自身の最期と向き合う際に必要な、大切な考え方だと思います。
今は、大きな災害を経験されている方も多く、映像で痛ましい出来事を目にすることも多くあり、考える機会が増えていることは事実ではありますが、当たり前のように過ごす日常のなかで、もしかして病気になったら、延命治療を提案されたら・・・。まだまだ広く浸透しているわけではないようです。
セラビィは、「子育て支援」というゆる~くまったりとした環境ではありますが、ここを訪れる方々には皆さんそれぞれの人生があり、身近な方の死や病気に直面して、辛く苦しい思いや経験を抱えている方もおられることと思います。
「死」に年齢は関係なく、0歳児でも病気と闘っている子、病気の我が子と共に生きている方、そしてご兄弟・・・。お腹の中にいる時に病気だと伝えられることも。
それぞれの立場で、さまざまな思い、葛藤を抱えながら生きておられることでしょう。
ありがたいことに私は健康です。私と同じように健康な人にとっては、「死」はなかなか現実に想像しにくかったり、先延ばしにしてしまいがちな部分ではないでしょうか。
誰もが避けては通れないことと知っていても・・・。
だからこそ、いざという時に慌てないように、悲観的に捉えるのではなく現実として、「心の準備」としても、「今を大切に生きる」ためにも、自分自身と向き合うことは、必要なのだと私は思っています。
コロナ感染症をきっかけに、人生を見つめなおし、「今」を大切に生きることを見直された方がたくさんいらっしゃいます。
「死生観」は「人生観」。人生そのものであるように思っています。
「死生観」の話、ちょっと触れてみたい方は、いつでもお声かけください。
実は「哲学しましょ」でいつか取り上げようと思っていたテーマのひとつです😊
こんなに早く、ブログで語るとは思っていませんでしたが・・・。
今日相談に来てくださった方も、とても興味深くおもしろそうなセミナーを開いておられますので、必要であればご紹介いたします🎵
相談者のOさんに感謝して・・・。